GUERLAIN『フレグランスコンサルテーション』を体験しました
フレコン、春の嵐と言われた日に行ったんですよ。
風がビュービューで、傘は裏返るし、正直行きはしんどかったのですが…
帰りのわたしはテンション高かったです。
なぜって、ビュービューの風のおかげで、フレコンで吹きかけていただいた香りが鼻腔に広がってくれましたからね…
「春の嵐最高!!!!!」みたいなテンションで歩いていた人を見かけた方、それは間違いなくわたしでした。
こんにちは、Luiです。
2021/3/21、人生初のGUERLAIN『フレグランスコンサルテーション』を体験して参りました。
昨年はコロナ禍のため、開催できなかったようですね…
しかし、今年はオンラインでのコンサルテーションを開催するとのことで、まだまだコロナ禍は続いておりますが、体験できることに…!
なお、対面式でのコンサルテーションを体験された他の方のレポを少しだけ拝読しましたが、今回はオンラインなのでもしかしたら少し簡略化されていたのかな…と思いました。
しかしながら!個人的には間違いなくGUERLAINの魅力を改めて実感できたコンサルテーションだったので、拙筆ながらレポしていきます。
コンサルテーションを体験した方にプレゼントされる「香りのパスポート」
さて、早速ですが全体の流れから…
1.個室に入り、モニターの前に案内されます。
2.スペシャリストの方が購入履歴を参照しながらアイスブレイク。この際に一番好きな香りは何か、そして今回はどんなテーマで香りを選びたいかという質問がありました。
3.手元にあるタブレットで、4つの区分の中から、好きな区分と苦手な区分を分けます。区分は大きく分かれており、フローラル・シトラス・ウッディ・オリエンタル(グルマン)でした。
4.さらに、好きだった区分から、どんな香料が好きか・苦手か。また、苦手だった区分から、どんな香料が好きか・苦手か。
※終了後、担当の方からお伺いしましたが、ここは具体的な香料まで言わなくても問題なかったそうです…さっぱりとか、重めなとか、イメージ程度の雰囲気が伝われば十分とのことでした。
5.実際に番号がふられたムエットを香っていきます。7種のうち、2種ずつ比べていくという工程を複数回繰り返していき、前に香った番号へ戻ったりしながら、好き・普通・苦手と直感的に感想を述べていきます(香りの名前は伏せられています)
6.ムエットでの感想をもとに、スペシャリストの方が香りを4つ選んでくださいます。その4つの香りを香ってみて、自分が纏ってみたいと思う香りを選択します。(わたしは2つまで絞り込みました)
7.選択した香りを腕で試します。最後に、気に入った香りのムエットを前出のリーフレットへ挟んで、プレゼントしていただきました。
今回、わたしの香りのテーマは、”バニラなどの甘めな香料は少なめで、これからの暖かい季節でも纏えるような軽やかな香り”と、スペシャリストの方へ伝えていました。普段は重めなオリエンタルやグルマンばかりの香りを選びがちなので、このフレグランスコンサルテーションで新境地を開拓したいな、と!
そんなわたしに対して、スペシャリストの方が4つの香りを選んでくださいました。
さて、香った反応は…
①うんうん、いい香りですね。さわやかで使いやすいと思います。
②あ、これすっごい好きです。いい甘さ…え、これ…え…(動揺)
③あー…ふむ、面白い香りですね。いつものわたしなら選ばない香りだと思います。
④これ、すっごいさわやか!うん、これは夏に使いたいです!
反応からして明白ですが、②と④がとても気に入った旨をお伝えしたところ、スペシャリストの方より…
「この2つの香り、なんの香りかわかりますか?(ニコニコ)」
え、わからないよ?!?!?!
わたし「え、②は…塩っぽい…え、でも自信ないです…④は…ネロリウートルノワに似てるような……や、自信はないです、はい…(自信がなさすぎる)」
ゲランの香りがお好きな方は、セレクトされた4つの香りがすべてお分かりになる方もいらっしゃるとのこと。やっぱりゲランのファンの方ってすごいな…
そんな自信なさげなわたしに、スペシャリストの方は優しく微笑みながら香りの名前を明かしてくださいました!
②アンブラン ディラン
④ネロリ ウートルノワ
おわかりいただけただろうか…
どっちも、ラールエラマティエール!!
(ネロリウートルノワが当たっててホッとしました…)
Twitterでほぼ毎日載せる「本日の香り」ツイートにおいて、ラールエラマティエール率が尋常じゃなく多いわたし。ここでもしっかりラールエラマティエールを選び抜くという、好みに対する忠実さに自分でも笑ってしまいました。
②アンブラン ディランは、イランイランとバニラという、わたしが好む香料が使われています。そりゃあ、あの反応するよね…塩っぽいという感覚は、潮風の香りだったのでしょう。
④ネロリ ウートルノワは、ゲランの中でも特徴的な香りなので、わかりやすかったのかも知れません。あの少し陰のあるさわやかさ…一筋縄ではいかないネロリ…フレッシュながらも色気を感じる香りです。
アンブラン ディランもネロリ ウートルノワも、好みドンピシャでしたが、夏まで長く使えるような香りということと、バニラを使用していない(甘さ控えめな)香りをテーマとしていたので、今回は…
ネロリ ウートルノワをお迎えいたしました!!!!やったね!
この春と夏、たくさん纏いたいと思います。
ところで話は逸れますが、わたしは欲しい香りを試した後、忘れないうちにメモする癖があります。そんなわたしがつい最近、仕事帰りにフラっとゲランのカウンターへ寄った際、もう少し暖かくなったら購入しようと3つの香りをスマホのメモ帳に残していました。
その香りは、
①アンジェリーク ノアール
②ネロリ ウートルノワ
③アンブラン ディラン
おわかりいただけただろうか…
スペシャリストの方、もしかして…エスパー?と思うほど、的確に好みをつかんでくださっていました。(スマホのメモをみたら、3/2に書き残してました…)
ちなみに、アンジェリーク ノアールは、”バニラなどの甘めな香料は少なめで~”という、わたしのリクエストがあったために外してくださったそうです(さすがにここまで当てられて、内心ちょっと震えていたことを告白します)
余談になりますが、2つに絞る前の4つの香りは、こちらでした。
①プロムナード デ ザングレ
②アンブラン ディラン
③クルーエル ガーデニア
④ネロリ ウートルノワ
4つのうち3つがラールエラマティエールだったのね…
実はラールエラマティエールがリニューアルする前に、自分の好きな香りは今のボトルですべてコレクションしておきたいと考えていましたが、唯一これはドロップでもいいかな…と考えていたのがクルーエル ガーデニアでした。
そう考えると、クルーエル ガーデニアを選ばなかったのは自分でも納得できます。
プロムナード デ ザングレについても、ほぼすべての香りがお気に入りのパトリモワンヌにおいて、唯一自分のウィッシュリストに載っていなかった香りでした。
わかりやすいな、わたしって…
そうそう、さらにエピソードを付け加えておけば…
2月にカウンターへ伺った際、いつも担当してくださっているAさんから、パトリモワンヌの「ルールドゥニュイ」を勧めていただいたのですが、2月半ばでもうすぐ冬の寒さも終わりを迎えるかもしれないタイミングだったため、この次の冬の楽しみにとっておこうと購入を見送っていました。
しかし、コンサルテーションも終盤のその時、スペシャリストの方から…
「あれ?アイリスお好きのようですし、ルールドゥニュイもお好きではなかったですか?ご購入の履歴にはなかったですけど…」
もしかして…エスパー?(2回目)
ゲラン帝国、奥が深すぎる。
P.S.
帰りにカウンターでアクア アレゴリアも試してきたんですけど、あれって一番沼が深い気がしますね。軽率に買い揃えそうな予感を察知しました。