Le parfum et moi.

香水と戯れる日々を過ごしています。

イメチェンとフレグランス

大人になればなるほど、イメチェンする勇気が出ません。

なんで学生時代って、ヘアスタイルを変えることにためらいがなかったんでしょうか。

 

 

こんにちは、Luiです。

 

 

2021/3/5、香水を愛する皆さまにこんなアンケートをさせていただきました。

 

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最終的に73人の方にご回答いただき、予想以上の回答率に驚いております。

ご協力くださった皆さまに感謝申し上げます。

 

さて、そもそもなぜわたしがこのようなアンケートを考え付いたかというと…

1年以上伸ばしてきた髪を久々にバッサリ切ろうかなと迷っていた時、

「あ、でも似合う服のコーディネートが一気に変わるかも…というか、これって香水も同じことでは?」と思ったからです。

 

そこで、3つの選択肢を設定しました。

 

  • イメチェンによって香水も変える
  • イメチェンしても香水は変えない
  • そもそもイメチェンの影響は受けない

 

①については、全体の約60%とおおむね予想通りでした。コスメについてつぶやく方やファッションブランドのアカウントをリツイートされている方もお見かけしていたので、ファッション感度の高さから半数以上は①を選ぶかな、と。

②については、約8%と少なめですが、「視覚」的な変化が最もイメチェンの反響が得られやすいので、「嗅覚」的な目に見えないイメチェンをあえてすることはないのかな、と考えました。

③については、わたしの予想よりもかなり多く約30%でしたが、これこそ“香水沼”にいらっしゃる方の性質がよく顕れた、最も面白い回答ではないかと思います。

 

以下は、③についてのわたしなりの考察です。

まず、「イメチェンの影響は受けない」という約30%の方々は、香水について下記のような考え方をしていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。

※全員がそうであるとは一切断言いたしません

 

「香水は自分の嗅覚(本能)に従って選ぶものであり、自分自身を満足させるものである」

 

いや、何を当たり前なこと言ってるんだ…?と思われた方、ちょっとだけお付き合いください…

 

香水沼におけるTwitterのTLを拝見していると、「自分のモチベーションやテンションを上げるためにその日の香水を選ぶ」方や「これからの季節に向けて、自分の好きなメゾンや調香師、香料や系統の香水を購入する」方がかなり多く見られます。

 

これって、あなたが香水を好きで、一定以上の香水に関する知識・情報を持っているからこその行動だと思いませんか?

 

考察対象を香水沼に属さない方へ変えて考えてみましょう。

(※あくまで予想になりますので、実際にアンケートを取ったわけではないことをご了承くださいませ)

 

例えば、コスメアカウントの界隈では…

いわゆる「モテ香水」というキーワードで、お決まりのあの香水やこの香水(特定のブランド名は言及しません)が、たくさん紹介されていますよね。

これって、コスメアカウントの界隈にいらっしゃる方々が

「香水とは、自分を表現(演出)するファッションの一部だ」

と捉えているからではないでしょうか。

※こちらも、当然全員がそうであるとは一切断言はいたしません

 

さすがに自分が苦手な香りを好んで纏ってはいないと思うので、ある程度は自分の好みで選んでいるでしょうが、一番重要視しているのは「モテること」です。

自分の魅力を最大限に引き出し、意中の相手にアプローチするための一種の手段として考えているのです。

 

今一度、香水沼の③「イメチェンの影響は受けない」方の考え方に立ち返ります。

「香水は自分の嗅覚(本能)に従って選ぶものであり、自分自身を満足させるものである」

 

コスメアカウントの界隈にいらっしゃる方は、

「香水とは、自分を表現(演出)するファッションの一部だ」

 

これらは、そもそも主語が異なります。

香水沼の③の方々は、“自分”が満足するために、自分の本能のままに香水を纏う。

コスメ界隈の方々は、“相手”に好かれるために、自分を演出する目的として香水を纏う。

香水沼の方々は、本当に皆さまが大変豊富な知識をお持ちです。毎日、多くの方が惜しげもなくご自身の知識や情報を開示してくださるこの状況に感動しながら勉強させていただいております。

 

そんな香水沼の方々のフレグランス感度の高さ、敏感さがあってこそ、③「イメチェンの影響は受けない」という選択肢が選ばれているのではないでしょうか。

 

これの最たる例こそ、「寝香水」でしょう。(Twitterの香水沼を覗くまで、そもそもこの言葉自体を知りませんでした…)

自分が安眠するために、自分が最も癒される香りを選ぶ…至福のひとときですよね。

 

最後に話が逸れてしまいましたが…

違う“沼”、それはコスメだけでなく、服飾、アニメ、音楽等のジャンルでは、それぞれ違った結果が得られるのではないかと、個人的に探求心をくすぐられる結果となりました。

 

これらは、あくまでわたし自身の見解・考察です。

むしろ、わたしは違うよ!こうだよ!といった意見によって、視野を広げていきたいと考えておりますので、ぜひ皆さまのご意見やご感想をお送りいただけたら幸いです。

 

 

香水って、奥が深いね。(都内在住25歳OL)